父と会社と長男と

2016年3月。胆石だと言われ手術した結果が、なんと小腸癌腹膜播種。
そんな父と長男の、癌と自営業の会社との戦い。

抗癌剤前検査

5月2日。


この日は、抗がん剤前の検査日でした。
この日を迎えるに当たり、どうしてもしておかなければならないことが一つありました。
それは、地元総合病院への相談です。


Y先生の治療を受けるに当たり、大阪以外の多くの患者さんが一番気にするのはケアをどうするかだと思います。
他院で治療を受けている患者さん、特に保険適用外のY先生の治療を受けている患者さんは何か起こった時に他の病院では治療を断られ、がん難民になるとかいう話も聞きます。
それに、患者数が多く基本通院での抗がん剤治療を行うため、もし地元に帰って何かあった時手遅れになってもいけない。


そのために、原発巣を取っていただいた地元の総合病院の外科の先生に相談に行きました。


①治療の方針・内容の報告
②何かあった時はどうすればいいか
③Y先生の手紙


以上3点について相談してきました。
父の本当に一番ついていたところは、地元の先生、大阪のY先生をはじめ人に恵まれていたことかもしれません。
快く、「きつい抗がん剤をハイペースで行うのですね。副作用はきついでしょう。何かあった時はすぐに来てください。私宛に訪ねていただければ点滴でも入院でもできるようにしておきます。」と言ってくださいました。
これで不安が一つ消えました。


検査日当日はなんと、「長男がいつもはいけないだろうから、いけない時のために道を覚えておこう」と偶然手術に立ち会って父が癌だと知ってしまった父の友人が同行してくださいました。
本当にいくら頭を下げても足りないくらいこの方には精神的にも助けていただきました。これも父が人に恵まれていたことだと思います。


検査は、血液検査と造影剤のレントゲンでした。
結果は次週ということで今回は早くに終わりました。


TS-1を飲みだして4日目ですが、こちらの方は何の副作用もなく順調に進んでいました。
次のポート手術及びシスプラチン+ドセタキセル腹腔内投与の確認を行って帰りました。

×

非ログインユーザーとして返信する