父と会社と長男と

2016年3月。胆石だと言われ手術した結果が、なんと小腸癌腹膜播種。
そんな父と長男の、癌と自営業の会社との戦い。

進展

年が変わって2016年3月。
ずっと続いていた背中の痛みと吐き気。
食事もあまり取れずに、栄養の点滴を打ちに行き、吐く物もなくなって緑色の液体をはいてました。
それでも父は仕事を続けていたのですが、どうにも我慢できなくなったのかやっと胆石の手術をすることを決めました。


手術日は2016年3月24日に決定。
手術の前に検査をするため、手術日の2~3日前に入院し検査を行い、腹腔鏡にて胆石の除去を行う予定でした。


予定通り入院し、検査を行い、前日の17:00に手術の説明があるので家族が病室に呼ばれました。


その日はオペがたくさんあったようで主治医の先生がいらっしゃったのが予定より遅く18:00くらい。そして、言われた言葉が・・・


「CTの結果、胃のあたりが肥大しているようです。よく見てみると、小腸が偶然できたポケットの中に入ってるように見えます。房十二指腸ヘルニアかもしれません。ですので腹部を切開し、胆石を取ると同時に、房十二指腸ヘルニアも治す手術に変更します。腫瘍ではないとは思いますが・・・」


という事でした。
家族としては「切開!?房十二指腸ヘルニア!?」
といった寝耳に水の内容でした。


胆石と同時に、小腸のあたりがヘルニアになり腸閉塞を起こしてるんだと理解しました。
それならば納得がいく。腹部を切開するという言葉にびっくりしして、先生が最後に行った「腫瘍ではないとは思いますが・・」という言葉は誰の耳にも残っていませんでした。


家族も房十二指腸ヘルニアの手術内容を聞いて、「簡単な手術なので2時間くらいですみます。」という先生の言葉に安心し、父も「よくいうことを聞くので、しっかり治してください」ということになり、翌日の手術を迎えることになりました。

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