父と会社と長男と

2016年3月。胆石だと言われ手術した結果が、なんと小腸癌腹膜播種。
そんな父と長男の、癌と自営業の会社との戦い。

手術当日の夜(1回目)

電話連絡を受けた私は、昨日の執刀医の先生の言葉を思い出していました。
「腫瘍ではないと思いますが・・・」


手術後父はICUに入っていましたので、夜の指定時間の面会へ。
本人は胆石取っただけと思っていたのか元気で、ごぞごぞ動き回っていました。


私は電話で内容を聞いただけだったので、看護師さんに無理を言い執刀医の先生にアポを取って頂きました。
執刀の先生はオペ中だったらしく母と病室で待つこと一時間。
看護師さんに呼ばれナースステーションへと移動しました。


そこには執刀医の先生がパソコンの前に座っており、画像を交えて丁寧に説明してくれました。


①小腸に腫瘍(癌)があり、それが腸閉塞を起こしていたこと。
②小腸の腫瘍は、摘出したこと
③大腸のあたりの腹膜に、5mm程度の播種が無数存在すること(病名は小腸癌腹膜播種)
④進行が速く、1年も生きられないかもしれないということ
⑤胆石は、取り除いたこと


私と母は愕然としてしまい、その夜は何もできませんでした。

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