父と会社と長男と

2016年3月。胆石だと言われ手術した結果が、なんと小腸癌腹膜播種。
そんな父と長男の、癌と自営業の会社との戦い。

2016年9月のブログ記事

  • 腹腔内投与(2回目)

    6月2日。 この日は2回目の腹腔内投与でした。 前回は5月18日に点滴をしています。 そして、その後水分摂取のための点滴入院から、下痢が出てしまい29日に退院。 退院後3日たっての通院です。 正直、点滴の方が副作用が強く出ることは理解していましたが、2週1休の最後の1週間はまるまる家で楽しんで過ご... 続きをみる

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  • Pet-CT

    父は、人間ドックで胆石が見つかり、症状がおかしいと言いながら、大腸と胃に異常が見受けられず、「胆石」という診断で半年苦しみ、胆石除去の開腹手術で「小腸癌」が判明しました。 癌が発覚した時には「腹膜播種」と言われ、余命宣告をされました。 ずっと病院にかかっていて、様々な検査をしながら開腹しないと病気... 続きをみる

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  • 抗癌剤点滴

    5月18日。 この日は初のシスプラチン40mmg+ドセタキセル40mmgの点滴の日でした。 しかし、私が仕事の都合で行けなく・・・。 なんと、父の友人が連れて行ってくださいました。 本当に感謝しています。頭が上がりません。 同行した母に、抗がん剤投与翌日からの水分摂取、状態の変化が気になるので先生... 続きをみる

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  • 誕生日

    5月13日。 この日は父の61歳の誕生日でした。 また、今年は会社を創立してから50周年という節目です。 ですので、創立50周年記念のパーティーを行いました。 祖父が大腸がんで他界し、父が27歳の時2代目として受け継ぎ34年。 人生の大半を社長として苦しんできた父に何か恩返しができないかと考え 2... 続きをみる

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  • ポート手術+初腹腔内投与

    5月9日。 初の抗癌剤日でした。 治療内容が ①腹腔内投与用ポートの手術 ②シスプラチン40mmgとドセタキセル40mmg でした。 14時からの予定でしたが、父の前に手術が入っていたらしく少し時間が遅れて始まりました。 抗癌剤の予備知識がインターネットとかでばっちり入っていたので、 吐き気が... 続きをみる

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  • 抗癌剤前検査

    5月2日。 この日は、抗がん剤前の検査日でした。 この日を迎えるに当たり、どうしてもしておかなければならないことが一つありました。 それは、地元総合病院への相談です。 Y先生の治療を受けるに当たり、大阪以外の多くの患者さんが一番気にするのはケアをどうするかだと思います。 他院で治療を受けている患者... 続きをみる

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  • 初診

    大阪のY先生のセカンドオピニオンを終え、父はやっと覚悟を決めたようです。 2院のセカンドオピニオン中は、まだ入院中でずっと「一時外出」で行っていたのですが、地元の総合病院の執刀医の先生に ①大阪で治療を受けること ②また何かあったら相談にきたい事 ③御礼 を告げ、退院し初診までの数日を孫の顔を見に... 続きをみる

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  • 決断の日

    4月14日。 大阪のY先生のセカンドオピニオンの日でした。 10:30の予約でしたので、朝6時に父と二人で家を出ました。 先日の、がんセンターで味わった絶望感。 そして、やはり難解な手術への恐怖と地元への愛着から、 「死ぬなら地元で死にたい」 という父の思いは変わっておらず、取り合えず行くけど、き... 続きをみる

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  • どん底

    4月8日. 一番近い地域最大の癌センターのセカンドオピニオンでした。 父と二人で向かいました。 地元の総合病院では、胃癌か大腸ガンに準じて抗癌剤の投与を行う治療方法を言われていたので、癌センターではどう言われるだろうかとドキドキしていました。 おそらく小腸というからには腸という字がつくので大腸に準... 続きをみる

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  • 治療方法の模索②

    父に大阪の事を伝えた後も私は色々と調べ続けました。 まずは小腸癌の事 ・非常にまれな癌であること。 ・まれであるため、症例数が少なくエビデンスがないこと。 ・治療は「大腸癌」もしくは「胃癌」のどちらかに準じて行うこと。 それと腹膜播種の事 ・腹膜に癌が転移している状態。 ・手術での摘出がむずかしく... 続きをみる

  • がん告知

    そうこうしているうちに、父が何か不思議に思ったのか、主治医の先生が回診の時、自分の病状と余命を問い詰め知ってしまいました。 それを母からメールで知らされた私は、病院に行きました。 父は、ゆっくりと自分の話をし涙ぐみました。 こんな父を死なせたりできない、どうにか元気づけないとと思い、大阪に治療して... 続きをみる

  • 治療方法の模索①

    正直、地元の総合病院の主治医は「治療を何もしないのも手だよ」とも言ってくれました。 しかし、あきらめきれない私は主治医の先生に夜無理やりアポを取っていただき、大阪の腹膜播種センターのY先生の所に行ってみたいと相談しました。 先生は、Y先生の事はご存じではありませんでしたが、親身になって話を聞いてい... 続きをみる

  • 手術後1週間(1回目)

    手術の後は現実を受け止めるので精一杯でした。 27歳の時に仕事を引き継ぎ、度重なる苦労を重ね会社を大きくしてきた父。 いつも仕事で、人の心配ばかりしていて自分の事はあまりできなかった父。 それがやっと私という後継者ができ、趣味に友人にと時間ができ始めた矢先・・・。 涙ばかりが流れてきて何もできませ... 続きをみる

  • 手術当日の夜(1回目)

    電話連絡を受けた私は、昨日の執刀医の先生の言葉を思い出していました。 「腫瘍ではないと思いますが・・・」 手術後父はICUに入っていましたので、夜の指定時間の面会へ。 本人は胆石取っただけと思っていたのか元気で、ごぞごぞ動き回っていました。 私は電話で内容を聞いただけだったので、看護師さんに無理を... 続きをみる

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  • 手術当日(1回目)

    手術当日。9:00開始で、予定は胆石の摘出と房十二指腸ヘルニアの治療で、2時間くらいの予定でした。 当日の朝、家族は8:30に来てくださいとのことでした。来ていたのは、母、私、私の嫁、父の友人、父が中学生くらいから会社に勤めてくれている事務員さんの5人でした。 手術室前で父を見送り、仕事だった私は... 続きをみる

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  • 進展

    年が変わって2016年3月。 ずっと続いていた背中の痛みと吐き気。 食事もあまり取れずに、栄養の点滴を打ちに行き、吐く物もなくなって緑色の液体をはいてました。 それでも父は仕事を続けていたのですが、どうにも我慢できなくなったのかやっと胆石の手術をすることを決めました。 手術日は2016年3月24日... 続きをみる

  • 平行線

    背中の痛みと吐き気を訴えだし、「胆石」と診断された7月末以降。 父は、1週間体調不良で嘔吐を繰り返しては、いつの間にかなおるという生活の繰り返しだった。 「胆石」という診断結果が出ているのでそれを疑うはずもなく・・・。 そんな体調不良の中でも仕事の虫の父は仕事を休むこともなく、はきながらでも仕事を... 続きをみる

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  • 足音

    ポリープ切除後数日たった七月末。 父が急に背中の痛みと吐き気を訴えだした。 もともと心臓が弱く、かかりつけだった地元の総合病院を受診。 念のために胃カメラを飲むも胃には異常なし。 大腸は先日ポリープを除去したばかり。 人間ドッグで指摘された「胆石」の影響だろうということになり診察は終了。 本人も、... 続きをみる

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  • ポリープ

    人間ドッグのその後、大腸が再検査となり前回直腸だけの内視鏡検査が、翌7月に大腸全体の内視鏡に。 結局出てきたポリープは33個。 少し大きめの3個を切除と相成りました。 ポリープが発見され落胆し、切除し安堵といった面持ちで、この時はまだ、父も私も「癌」なんて言葉は、身近には全くなかったのです。

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  • 事の発端

    始まりは2015年6月。 60歳を超えた父。 27歳で先代社長の祖父と別れ、会社を引き継ぎ仕事にひた走ってきた父にそろそろ自分の人生を楽しんでほしいと思い、何かあってはいけないと人間ドッグを強く勧めた。 本人は、「仕事があるしめんどくさい」の一点張りだったが・・・。 結果は、大腸内にポリープが数か... 続きをみる

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  • 初めまして。

    初めまして、本日からブログを始めましたHirtと申します。 私、自営業の会社社長の息子をしておりまして、3代目を襲名すべく父と悪戦苦闘しておりました。 そんな父が、2015年10月あたりから体調を崩しまして、胆石だと言われ続け、手術した結果が「小腸癌」しかも発見された時にはもうすでに腹膜に播種して... 続きをみる

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